入職してまもなく17年になりますが、現在は回復期病棟、療養病棟で兼務しており、言語障害や嚥下障害のある方のリハビリを長期間にわたり携わることがあります。失語症の改善は比較的緩やかであり、訓練の効果が年単位に及ぶ場合もあるといわれています。その中で病棟での生活場面にはなりますが、今まで言葉が出ずに伝えることをすぐに諦めていた患者さんがジェスチャーや言葉で自身の要望や思いが伝えられた場面に接することができたときはとても嬉しく感じます。

今後も患者さんに寄り添い、生活場面を想定しながら少しでも患者さんのコミュニケーション能力向上に繋げられるようリハビリを行っていきたいと思います。