仕事のやりがい
Vol.0192016.06
- 「研修等で知識と技術を学び、
心の通った介護を目指します」 -
職種:
ケアワーカー勤続年数:
2ヵ月 -
入職し2ヵ月経ち、患者さんとの関わりの中で、患者さんの笑顔と同時に思い出される父との思い出があります。父は私が、22歳の時に膵臓がんの為余命3ヵ月と宣告され、自宅で最期を迎えるのが父の希望でしたので、その日から私は休学し介護に専念しました。状態は刻々と悪化し死期が近づいていると私の目を見ながらウインクしたのです。目は勿論ですが口角も上がり何とも男らしく力強いチャーミングなウインクは、私の素敵な父との最後の思い出となりました。
あれから、時が流れ私は熱川温泉病院にて介護職に従事しています。この病院での取り組み(プリセプター制度、介護技術フォローアップ研修、BLS研修等)から知識と技術を学び経験を積むにつれて、あの時この技術を少しでも父にできたらという思いが増していきます。また、理事長トークvol.134(人の命と尊厳)、岩尾副理事長の尊厳死に関する講演を拝聴し父の最後を思い出しました。
知らなかった技術を知ることやそれらを習得し実践し患者さんの表情が明るくなった瞬間に介護という職業にやりがいと誇りを感じます。まだまだ未熟ですが、初心を忘れず心の通った愛のある介護を目指して努力していきます。