仕事のやりがい

Vol.0332017.09
「患者さんの尊厳を守り、ホープを達成する」
職種:
理学療法士
勤続年数:
5年5ヵ月

回復期のセラピストとして6年目。最近は患者さんのホープを達成できるように頑張っています。歩行不安定で多くの介助を要する患者さんの「また漁をしたい」というホープ。ご自身は「無理かな」と思っていたようです。しかし、患者さんが望む「漁の仕方」を聞くと、できるかもしれないと感じました。そこから患者さんに漁に必要な動きを聞き、下肢運動など応用動作練習を行い、今では杖で歩けるレベルになりました。ふらついても踏ん張ることができ、「あともう少し!」と患者さんと共に前向きになってリハビリを行っていることにやりがいを感じています。 今まで安全に退院させることを重視していた為に患者さんの仕事のやりがいや人生の楽しみ、人としての役割を尊重していなかったと感じました。

ホープを達成することは大変なことですが、しっかりと医療面談をすることで実現への道筋が見えてきます。今後も患者さんと一緒に挑戦し続けたいと思います。