2017年4月に入職し、作業療法士として働き始め3年目になります。
作業療法士として働き始めて嬉しかった出来事があります。靴下を履くことが難しかった患者さんに、自助具を提案し使うことを勧めたところ、今まで難しかった靴下を履く動作ができるようになり、患者さんはとても笑顔で喜んでくださいました。退院する際に、その患者さん用に作成してお渡したところ、退院してからも大切に使うねと仰った患者さんの顔は今でも鮮明に覚えています。
この出来事をきっかけに「その人らしさ」というものの大切さに気づくことが出来ました。

その人にとって目的や価値のある、日常生活活動、仕事、趣味などの生活行為を、患者さんのリハビリに繋げていき、その人らしさを引き出すことが大切です。
今後は熱川温泉病院の目指す地域の作業療法士として地域の方の生活の質を高めたり、「その人らしさ」を引き出していけるような作業療法士を目指して日々の臨床に取り組んでいきたいと思います。